Liar

 突然だが、催眠術を使って幼馴染の姉さんとエッチをしてみようと思う。
 家から歩いて1分、隣の家のチャイムをポチっと。
 ピンポーン
 はーいどちら様ー、とトタトタと階段を降りる音が聞こえて玄関が開く。

 「あれ、直希? 珍しいね、どうしたの?」

 今回のターゲットである日下さん家のお嬢さん、笑子さんである。


 学校の宿題や談笑などを行って、時間も夕方。
 本来なら家で夕食の準備をしている母親に怒られて、家事の手伝いを行っている最中のはずだが、母親は笑子さんの母親と一緒に2泊3日の温泉旅行に出かけていて不在である。
 そして、父親は両方とも単身赴任中、父親哀れ。
 そんな親不在の日下家の娘の部屋で、俺と部屋の主は乳繰り合っていた。

 後ろから抱きしめる形をとって可愛らしい…手のひらより少し小さいサイズを服の上から揉みながら、舌をからめるキスを繰り返して数分。
 息も上がって顔も紅潮しており、表情も非常にエロくて俺としてGood。
 そろそろいいかな、との問いに笑子さんはさらに顔を真っ赤にしながら小さく頷いた。
 ゆっくりと、上着を一枚ずつ脱がせていく。途中、男の俺にとっての難関、ブラジャーという鉄壁の守りがあったのだが、そこは笑子さんに協力をしてもらって攻略した。いつだって、鉄壁の守りは内部から崩れていくものだ。
 そして、俺はついにたどり着いた…
 笑子さんの服の上からでしか確認したことなかった物体が、今初めて俺の目の前で生身の姿を晒している。
 感動の対面を続けていたいところであるが、ぶっちゃけて言うともう我慢の限界です。
 若さ故に性欲を過剰に持て余している健全な男子たる俺の目の前に、こんなエロいものを見せ付けておあずけしろというのが無理だろう。
 というわけで、有無を言わずに笑子さんの胸にある山脈に手を触れる。
 温かい、という実感とやわらかい、という感触が手を通じて俺の脳に強烈な信号を発信してきた。
 俺のシモベ(ここ笑うとこ)もいや増して自己主張を強め、主である俺に対して『ハリィ、ハリィ』と要求を強めている…もう我慢できません、性的な意味で。
 おそるおそる触っていた手も徐々に速度を増し、片手だったのが自分でも気づかない間に両手で笑子さんの両方を揉んでいるようになった。げに恐ろしき男の本能というべきか。

 「ぅ…あぅ…ぁ…ふ…ん…」

 もれるため息にも桃色が混じり、心なしか顔も紅くなってきた笑子さん。そろそろ、次のステップに移るとするか。
 ピンク色の登頂部を摘んで軽く捻ってみる。

 「っあぁぁあぁあ!!」

 こうかはばつぐんだ! それなら、口に含むとどうなるんだ?

 「ひゃぁぁぁぁっ!」

 エマージー、エマージー! もうやめて、俺のHP(理性)は0よ!
 いかん、いい感じにテンパって電波を受信してしまった。
 「え、笑子さん? だいじょうb…」
 無事を確認する途中で、笑子さんが俺に覆い被さるようにして、俺を押し倒す。

 「な…なおき…もう、わたし…」

 潤んだ目で見つめられ…自分の中の理性が、ぷつりと切れる音が聞こえた気がした。


 以下、音声によるダイジェストで送ると

 「ゃ…なおきの、おおきい…」

 「んぐっ…けほっ、けほっ…にが…」

 「っっ…! い…! …!」

 「…だ、だいじょうぶだから…いいよ、なおきの好きなようにしても」

 「はぁ…はぁ…はぁ…なおき、なおき…ぎゅってして…」

 「なおき…あったかぁぃ…」


 うん、ダイジェストでどんなことをしたか分かってもらえたと思う。
 はっはっはっはっ…さて、世間の男を敵に回す前にオチをつけて話を終わらせようと思う。


 「…え? いま、何ておっしゃいましたか笑子様?」
 「だからね…私、催眠術とかああいう類のもの、まったく効かないの」
 「と、いうことは…もしかして」
 「うん、直希のスケベ」
 「うわぁ…」
 結局は笑子さんの手のひらでタップダンスをしていたわけですね、僕。
 くやしいようなすっきりしたような…
 「直希はもう私のものだよ♪」
 まぁ、この満面の笑みを見れるなら騙されてもいいかなと思った俺なのでした。

 結



戻る